凄い勢いで走ってきた

俊君に健も驚いて、目を見開いていた。


『彼氏が迎えに来てくれたじゃん。良かったな。ばいばい。』


そして健は一瞬悲しそうな笑顔を見せ、ドアへと歩いていった。

その笑顔に私は、胸が締め付けられた。


『紗菜。』

「ん?どうしたの??」


私の前に居た、俊君は少し苦しそうな顔をしていた。


『俺さ、紗菜のこと好き。』

「えっ?!うっうん///」

『だから、紗菜を離したくない。』


何を言いたいんだろう・・・??

私が戸惑っていると、

俊君が私に優しく微笑んで言った。