暫くして私が泣き止むと、

椿は私をジッっと見てきた。


「・・・何??」


私が恐る恐る聞くと、


『ん?可愛いなと思って!!』

「なっ!!///」

『ねぇ?本当に如月と付き合ってるの??』

「・・・う・・・ん。」

『はぁ・・・馬鹿じゃないの??』

「・・・。」


私は何も言うことが出来ずに、

黙って椿の話を聞いていた。


『・・・別にさ。城谷を庇うわけじゃないけどさ。』

「・・・」

『何かの勘違いとか・・・』

「それはっ・・・」


確かに、証拠なんか無い。

でも・・・健って言ってた。


声も髪の色も・・・


・・・目の色も一緒だった。