健side


朝、教室へ入ると

皆が驚いてこっちを見た。

ま。当たり前か・・・


紗菜の奴は、

友達みたいのに、

囲まれて色々質問されている。


『どうでしたか♪お姫様の反応は!!』


そう言って話しかけてきたのは
俺の唯一の友達。

如月 俊(きさらぎ しゅん)

こいつは、高校に入り、

皆が俺を怖がり、

避けていたのに対して、

唯一、俺に話し掛けてきた。