「ふっ…」

「何、笑ってんの?意味わかんない、私。やっぱり帰る」





そして祥子は机から降りかばんを肩にかけようとした。すると新一は祥子の腕を強く掴みながら





「待て。まだ話は終わってないぞ」





新一は不気味な笑顔で祥子を見ていた。





「なんだよ?話って?話すんなら早くしろよ。あんたとかまってるほど。暇じゃないからさ」

「そうなのか。悪いな。君と話すことは山ほどあるんだ。」





祥子は新一の方へ振り返りながら





「山ほどってなんだよ?さっさと話せよ」