「亮くん、

こんなとこで寝てたら

風邪ひくから。

ベットで寝なよ」

あたしが亮の肩を揺すった。

「んーん…」

亮は片目を薄く開けてこっちを見る。

そして

「んー 絢ー」

とあたしの名前を小さく呼んでまたすぐに目をつむった。