花音とアユムが笑い合っている姿をレイジは別のテーブルに着いた席から見ていた。



同伴が入っていなければ花音の席に着いたのは俺だったのにと・・・。



心の中で悔しく思う。



まあ、アユムには悪いが花音ちゃんの次回の指名は俺になるように後で行くか・・・。



花音はこの前と同じようにドンペリの白を頼みアユムと2人で飲んでいた。



飲みながら小さなバッグの中に入っている携帯を気にしている。



カイトにメールを打とうかどうしようかと。



アユムの話ではカイト事務所にいると言っていた。



すぐ近くにいるのに届かない人・・・。