「あの・・・カイトさんは?」


カイトの名前を聞いてすこしがっかりした表情になるアユム。



「カイトさんはオーナーなので普段は店に出ないんです」



「・・・そうなんだ じゃあ、アユムくんにお願いしちゃおうかな」



ホストの中では中堅らしいアユム。



「SION」にいるホストたちはみんなカッコ良いし素敵なのだが、前回席に着いてくれた時話しやすかったアユムに頼んだ。



「うわっ 俺で良いんですか?」


嬉しそうに笑顔を向ける。


「うん お願いします」