「あっ!そのカイトさんなんだけどさぁ」


里衣子が思い出したように言う。


「カイトさんがどうしたの?」


「レイジが載っていた他の雑誌にカイトさんは「SION」のオーナーだって書かれていたの」


「ええっ!?オーナー?」


花音が驚く番だった。







カイトさんが「SION」のオーナーだったなんて・・・。


里衣子が帰った後、花音はベッドに寝そべり考えていた。


だからNO1じゃなかったのかな・・・。


花音はカイトに会いたくなった。


今日は仕事だって言ってたっけ・・・。


行っちゃおうかな、「SION」