カイトに買ってもらった携帯はつながらないが、開けばカイトの顔が花音を見つめる。
海に行った時の写真だ。
花音がカイトに携帯電話を向けると「2人で一緒に写ろう」とカイトは言った。
しかし花音は1人で写っているカイトの写真が欲しくて無理に撮らせて貰ったのだ。
* * * * * *
とうとうパーティーの日が来てしまった。
社交界デビュー用に作ってもらったドレスはウェディングドレスのように純白のドレス。
着付けてもらった瞬間からドレスを汚しそうで神経が過敏になる。
仕度が終わると階下に降りて談話室へ行くと、すでに仕度の終えた両親がグラスを片手に話をしていた。
「花音、ドレスがよく似合っているわ こっちへ来て」
母が呼ぶ。
「カノン!なんて綺麗なんだ!今日の主役は君だからね 楽しんで欲しい」
近づいた花音の肩をアランが抱き寄せ顔を近づけ、頬に触れるか触れないくらいのキスを落とした。
海に行った時の写真だ。
花音がカイトに携帯電話を向けると「2人で一緒に写ろう」とカイトは言った。
しかし花音は1人で写っているカイトの写真が欲しくて無理に撮らせて貰ったのだ。
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とうとうパーティーの日が来てしまった。
社交界デビュー用に作ってもらったドレスはウェディングドレスのように純白のドレス。
着付けてもらった瞬間からドレスを汚しそうで神経が過敏になる。
仕度が終わると階下に降りて談話室へ行くと、すでに仕度の終えた両親がグラスを片手に話をしていた。
「花音、ドレスがよく似合っているわ こっちへ来て」
母が呼ぶ。
「カノン!なんて綺麗なんだ!今日の主役は君だからね 楽しんで欲しい」
近づいた花音の肩をアランが抱き寄せ顔を近づけ、頬に触れるか触れないくらいのキスを落とした。