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カイトはバーテンとカウンターの中で話をしていたが、何の気なしに入って来た客を何気なく見た。


最初に目に入ったのは一度会った事のある女性、そしてその後ろにいる花音の姿を見て驚いた。



――花音ちゃん!?どうして?


カイトは驚いた。



花音は店内に入ってすぐカイトがどこにいるか分かった。



事務所ではなく、カウンターの中で男性と話していた。



――カイトさん・・・。


容姿が端麗で背が高いカイトは目立つ。


ホストに案内されて席に着くまで、花音はカイトの視線を背中で感じていた。


――怒ってる?未成年だもんね・・・。