花音とカイトが別れてから4日経った。


母、由紀子は花音を心配していた。


娘の様子がおかしいのは一目瞭然だった。


食事以外は部屋にずっといて、学校も休んでいる。


食事もほとんど残す。






花音は机に頬杖をついてぼんやりしていた。


眠いのにぐっすり眠れず不眠症の一歩手前。





「花音、入るわよ?」


ノックをしてから花音の部屋に入る。


「酷い顔しているわ これを飲んだらすぐ寝なさい」


そう言ってホットミルクを花音の目の前に置く。


母の言葉にも黙ったまま。