「一度でも君を抱いたらずるずると関係を続けてしまいそうだ」


――忍耐力にも限界がある。



「・・・ううん そうはならない もう2度と会わない そう努力する・・・」


――自信はないけれど会ってはダメ・・・。



ハラッとブラウスが床に落ちる。


ピンクのブラジャーに包まれた形の良い胸の膨らみ。


花音の手はスカートのファスナーに手がかかった。


カイトは花音の肩に手を置いて自分に引き寄せる。


そして花音の耳元に唇を寄せた。



「俺が・・脱がす・・・」


ゾクッとするほど切ない声だった。