「年だって10歳も違うし、水商売の経営者・・・貴方の手に余りすぎるほどの人じゃないかしら?あの容姿だから女の人にもてるでしょうし 花音の他にも女の人がいるんじゃない?」



母は言ってしまってからハッとなった。



花音は母の言葉に愕然とした。



「ママ!そんな事言うなんて酷いよ!信じられないっ!」


花音は立ち上がった。



「ユキコ・・・」


アランが顔をしかめた。


「ママのばかっ!」


花音は2人から逃げるように自分の部屋に閉じこもった。