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カイトが隣に横たわり花音を腕の中に引き寄せた時も、花音の胸はまだ暴れ狂っていた。



カイトの胸に頭を置いてもまだ夢みたいに思えた。



細いと思っていたカイトの身体はきれいに筋肉が付いていた。



顔を動かすと目を閉じていたカイトが開けて花音を見る。



「大丈夫?」



カイトは花音が処女ではないと思っていた。


大人っぽいし、したいと平気で口にしていた。


――何も知らないって怖いな・・・。



進んでいくうちに花音の反応で初体験だと知った。



「少し痛い・・・」


「そうだろうね」



カイトは顔を起こし花音の額にちゅっとキスをおとした。



なるべく痛くないようにしたつもりだけど初体験にはつきものだ。