花音とカイトは今日のお礼を言うと帰って行った。
一緒に見送りに出ていた小夜子は車が去った方向をぼんやり見ていた。
「小夜ちゃん?中へ入ろう?」
「え?う、うん」
小夜子は紫苑と莉緒の後について屋敷の中へ入って行った。
* * * * * *
「小夜ちゃん、またオーストラリアへ戻るの?」
まだ当分オーストラリアにいると思っていた莉緒は聞いた。
「ううん もう帰らない・・・」
その言葉を聞いて何かあったんだなと莉緒は思った。
紫苑は書斎へ行ってしまったので莉緒と小夜子は温室に2人っきりだ。
「・・・向こうで何かあったの?」
そう聞いた時、突然小夜子が泣き出した。
一緒に見送りに出ていた小夜子は車が去った方向をぼんやり見ていた。
「小夜ちゃん?中へ入ろう?」
「え?う、うん」
小夜子は紫苑と莉緒の後について屋敷の中へ入って行った。
* * * * * *
「小夜ちゃん、またオーストラリアへ戻るの?」
まだ当分オーストラリアにいると思っていた莉緒は聞いた。
「ううん もう帰らない・・・」
その言葉を聞いて何かあったんだなと莉緒は思った。
紫苑は書斎へ行ってしまったので莉緒と小夜子は温室に2人っきりだ。
「・・・向こうで何かあったの?」
そう聞いた時、突然小夜子が泣き出した。