大晦日の朝になると花音は絶望的な気持ちでいっぱいだった。
何をするにも手につかない。
里衣子からはCHANCEの打ち上げパーティーの詳細を聞かれるが、まだわからないとしか言えない。
――行けないかもしれない。
電話の向こうで動揺しているのが分かると里衣子が慌ててやってきた。
「・・・・そんな事があの後あったんだ・・・」
事のいきさつを聞いた里衣子が言った。
「ん・・・まだ、電話なくて・・・わたし嫌われちゃったかも・・・」
里衣子は花音の顔をじっと見た。
「ちゃんと食べてる?顔色が悪いよ?」
恋する乙女は怖い。
その人の事を思いすぎて食欲がまったくなくなる。
実際に花音は食べようと思うのだが、胸が詰まってしまって喉を通っていかなかった。
何をするにも手につかない。
里衣子からはCHANCEの打ち上げパーティーの詳細を聞かれるが、まだわからないとしか言えない。
――行けないかもしれない。
電話の向こうで動揺しているのが分かると里衣子が慌ててやってきた。
「・・・・そんな事があの後あったんだ・・・」
事のいきさつを聞いた里衣子が言った。
「ん・・・まだ、電話なくて・・・わたし嫌われちゃったかも・・・」
里衣子は花音の顔をじっと見た。
「ちゃんと食べてる?顔色が悪いよ?」
恋する乙女は怖い。
その人の事を思いすぎて食欲がまったくなくなる。
実際に花音は食べようと思うのだが、胸が詰まってしまって喉を通っていかなかった。