「い、いつの間にそんなに親しくなったのかなぁ?花音ちゃん?」



里衣子は気を取り直すとにまーっと笑って聞いた。



花音がどうやって言おうと困っているとカイトが口を開いた。



「里衣子ちゃん、お店以来だね?こんばんは」



「えっ?あ、カイトさん は、はい CHANCEのチケットありがとうございました それにパーティーも!」



里衣子はカイトに向き直ると早口に言った。



「喜んでもらえて良かったよ」



「も、もう大感激です!」



カイトに微笑みかけられて里衣子は耳まで赤くした。



気を利かせた里衣子は「電話ちょーだいね」って言って帰って行った。