優しく啄ばむようなキスに花音の唇が開いていく。



「んっ・・・・・・」



次第に深くなっていく口づけに花音は戸惑った。



カイトの肩に手を置いて数回叩く。



「?」


カイトがやっとキスを止める。



「っ・・・は・・カイト・・さん・・・苦しい・・・」



喘いでいる花音にカイトが笑う。



「ひどっ・・・苦しかったんだから・・・」


18歳の花音にとってこんなにディープなキスは知らない。



「いや、可愛いなと思って・・・」


涙目でカイトを見る表情がたまらなくなる。



再び腕の中に引き寄せてキスをしたくなる。