お腹の中に食べ物が入って行くと気分が良くなってきた。


だけど頭の痛さは変わらない。



ズキッと頭が痛み、花音が顔をしかめたのを見るとカイトが立ち上がって別の部屋に消えた。



そして戻ってくると水と一緒に渡されたのが白い錠剤。



「頭痛薬だよ 食べたから薬を飲んでも大丈夫だろう」



お礼を言って薬を受け取ると薬をコクッと飲み干した。




ピロピロピロ・・・・・



どこかで携帯が鳴っている。



カイトはキッチンに置きっぱなしだった携帯を取りに行くと電話に出た。



『メリークリスマス!カイトさん♪』


香帆だった。