「目が離せないって言われても・・・意味わかんないっ」


恥ずかしさで少し乱暴に言う。



カイトが口元を上げてフッと笑った。



「君が気になる それは女性に対して今までになかった気持ちなんだ 俺の気持ちを押し付けようとは思わない まだ数度しか会っていないし、君にとって俺はおじさんだろ?」



「そんなっ!カイトさんがおじさんだなんて思っていないっ!それにっ!」



「それに?」



カイトがその先の言葉を聞きたいと促す。



「・・・あたしはカイトさんが好きっ!」



衝動的に告白してしまうと恥ずかしさがこみ上げて照れ隠しにカイトの胸に飛び込んだ。



「花音ちゃん、それ本当?からかっていない?」