「花音?どうしたの?顔が赤くなったけど」



目と目が合った瞬間目をそらしたが色気のある青年に花音は心臓が大きな音を立てた。



「う、ううん なんでもないよ」



運ばれてきたピザを取ってパクつく。



あ~びっくりした。


めちゃくちゃイケメンなんだもん。



それからほんの少し経ってその青年は立ち上がった。



おしゃれな格好をした女性の腰に手を軽く置いて里衣子の後ろを通った。



彼が通った時、花音と里衣子の鼻に良い香りがふんわり漂った。



里衣子はその香りに振り向いた。