「君こそ誰なんだ?花音ちゃんが高校生って事は知っているだろう?」


2人の親しそうな雰囲気にカイトは心の奥が熱くなる。



「はい、知っています」



健が答えるとカイトがますます不機嫌そうな顔になった。



「知っていて酒を飲ませたのか?」



花音が立っていられずに健に支えてもらっているのがカイトには気に入らない。


カイトの冷たい声に花音の酔いは一気に冷めた。



「カイトさん!カイトさんには関係ないっ!」