はるかは花音の母の病室を訪れていた。



「はるかちゃん、忙しい時にこんな事になってしまってごめんなさいね」


点滴を受けている姿は痛々しくそして弱々しく見える。



「この際、ゆっくりなさったら良いんです でも花音ちゃんをお店に出す事になってしまって・・・」



「本当はいけない事だし・・・手伝って欲しくないのは本心よ でも花音が手伝うと決めたのだから私はかまわないわ でもお酒は絶対に飲ませないで それから、就業時間は10時までね」



人手不足でこの時期に良い人材は見つからない。



年が明けたらゆっくり女の子を捜そうと思っている矢先に倒れてしまった。