そして、また沈黙が流れる。


「じゃあ、…また!!」



あまりの恥ずかしさに俺は、走って逃げた。



心臓がバクンバクン鳴るのが分かる。



俺はそのままスピードに乗って、学校まで全速力で走りきった。




「よぉ、暁ぃ。お前…何??汗ダクダクじゃん。」



友人の天草太郎(アマ ソウタロウ)が話しかけてきた。


因みに俺らの中でコイツのあだ名は"天草(アマクサ)"。



本人は嫌がっているが、どう考えても、"アマクサ タロウ"と読んでしまうから仕方ないだろう。