すると、エラーメールが届いた。


「くそっ!!」



悔しさでイッパイイッパイの俺は、壁を思いっきり殴った。



家は丈夫に出来ていて、俺が殴ったぐらいじゃびくともしなかった。



すると、携帯が鳴った。



メールではなく、電話の方の音楽だった。



自暴自棄になっていた俺は、誰から掛かってきたかも見らずに、電話に出た。


『もしもし??』



イライラは隠せなかった。


『……』


それにビビったのか、相手は黙っていた。



『もしもし!?』



俺は、そんな相手にもイライラしてきていた。



『…も…もしもし??』


その声は、八烏だった。