俺はマッハで冷えた晩飯を平らげた。


その間、僅か3分。



一刻も早く、部屋を出る時に聴こえた音楽の原因を探りたかった。


携帯逆パカは避けたかったから、戻りたくても戻れなかったから…。



「ごちそうさん。」


椅子から立って、走りながら言っていた。



「行儀悪いわね。」


お袋はため息を漏らした。


急いで部屋へ入ると、携帯を開いた。



慌ててメール画面を開くと…天草からだった。



俺は悔しさで携帯を逆パカしたくなった。