「大丈夫ですか!?」



見知らぬ女性の声が聞こえた。




俺はむせ過ぎて、返事が出来なかった。




「…失礼します。」


そう言って、彼女は俺の背中をドンドンと叩いた。




むせ過ぎて、呼吸出来なくなった俺は、合間合間に必死に息継ぎをした。




その息継ぎの時に、花びらは喉チンコから離れて、俺の食道を通り胃へと運ばれた。




そのお陰でむせ終えた。





正直、彼女は何の役にも立たなかったが、それじゃ可哀想なので、あたかも彼女のお陰というフリをした。