次の授業が始まるギリギリに、八烏は教室に戻ってきた。



教室に入った瞬間、俺を見てニコッと柔らかく笑い、小さく手を降った。



俺も、人目を気にしながらであれ、小さく手を振り返した。




八烏ってあんなに可愛い奴だっけ??



…なんて照れながら考えていると、満足した八烏は自分の席へ着いた。



そして授業が始まった。