「ねぇ、あんたどこ見てんの?」

どこか遠くのほうを眺めるような眼をしていた執事にそう問いかけた。

「執事、具合でも…悪い?」


すると・・・

「俺の名前は御池 奏。執事って名前じゃないですよ・・・。」


意外な返答が返ってきた。