私はさっさと弁当箱を開けて何事もなかったかの様に食べ始めた。
ていうか、涼。

ココに来ても嫌がらせかYO、早くどっか逝(い)ってよこのエロス大魔王め。

「(な、なんか食べてる気分しないな・・・)」

涼は未だに華と自分の好きなアーティストの事で話している。
なにしに来たん?!

「あ、それと」

「なんですか先輩??」

「(?)」



・・・は。



急に涼の顔が近づいて来る、え、ちょ、なにっ!?
もう、涼の息がかかるくらい、近く。
私はご飯をのどにつまらせそうになった。

コ、イツ・・・なにっ!?

「(寄るな触るな近寄るな!!!)」

涼の顔はマジで、頭突き出来るほど近い。
目の前にいる華は嬉しそうだ、なんで!?





「弁当、一緒に良いかな?」





「(・・・!!?!?///)」



ニヤリ



そういうと涼は不気味な笑顔で(華には華麗な笑顔に見える)微笑む。
死んじゃえっ!!

「駄目っ!!」

「華ちゃん、僕どこに座ったら良いかな?」

「あ、ここどうぞ♪( /^ω^)/」

「ぇ、ちょっと今私『駄目』って言ったよね?何勝手に隣に座って弁当出してんの?」

「良いじゃん、いつものことだし」

「まだ慣れてないんだよっ!!」

「じゃあ今慣れて」

「(ぇえええっ!?!?)」

ドSめ・・・なんで私をつけ狙うっ!?!?
私はとうとうご飯を喉に詰まらせた。

「ご、ゴホゴホッ(;;≧3≦)」

「大丈夫〜宮比?詰まらせた?」

「だ、大丈夫じゃな―――――」





「宮比、保健室・・・行く?」





「あ、もう治ったみたい(強制)」

たかが咳で保健室に行ってたまるかっ!!