ガタンッ!



「涼!た、タンマ!!///」

涼のせいで昨日飲んでた水がこぼれた。
おおおお帯が、帯が取れるぅ!!!

「無理」

「無理!?ちょ、ちょっと待っ―――(りょおぉぉ!!)」

私はしょっぱなから口を激しく奪われる。
本当に乱暴、ていうか大胆で。



危険な気分になった。



「〜〜っ!!///(苦しっ・・・!)」

涼は私にキスをする度に上手くなってきている気がする。
ていうか、気じゃなくて、本当に上手くなってる。

だって、こんなにも胸が高鳴って。
こんなにどうしてこうなってるか考えても、



頭が空っぽにされてしまう。



「!!ん、んーっ!!(ストップストップストップ!)」

涼の柔らかい舌が私の口を駆け巡る。
うわぁ〜、ヤバい、これ二年ぶりにきた。



学校の屋上からスカイダイビングしてる感じ!



「んっ(りょっ・・・息がっ)」



―――――プハッ



「っは!り、涼!?!?」

「・・・」

やっと涼の舌、それから唇が離れていって。
私はと言うと。

「ハッ、ハッ、ハッ・・・」

息があがっていた。
マジ、なにもかもが溶かされた。

し、死ぬ・・・!

「涼・・・!!」

「・・・なに」

「は・・・!」

露骨にあの感触がまだ残っている。
気持ち悪い。

いや、どっちかとういうと・・・そうでもなかった。

ヤバい、エロス大魔王に蝕まれてる。

「(な、なにコイツ・・・!!!)」

顔はあからさまに赤くて、耳まであっつい。

熱いというか、暑いというか。
もう、なにがなんだか!