涼しい風がなびく。

「・・・実は」

倉橋さんの一言一言が大事で。

「あの・・・」

緊張が凄く伝わった。





「・・・ずっと前から、藤堂さんが好きでした・・・っ!///」





告白を、された。

「そ、っそれで・・・もし良かったら、ぉ、お付き合いできませんか・・・っ!?///」

すっごい汗。
顔、真っ赤だ。

「・・・っ///」

倉橋さんが私の答えを待ってる。
私、今すごいドキドキしてる。





「・・・はい・・・っ///」





今日は、一年の中でも最高の日だと私は思った。


 * * * 


「ちょ、涼なに勝ってに入れてんのっ!?」

「いいじゃん、歌ってよ宮比ー」

「え、ちょ、止めてーっ!?!///」



ガチャッ



「あ、と、藤堂さん!涼を止めて下さいっ!!///」

「あー藤堂さーん!なんか一緒に歌いませ―――――」

入って来たのは倉橋さんと藤堂さん。



よく見ると。
手・・・繋いでる・・・?



「えっ・・・?」

「藤堂さん・・・?」





「まぁ・・・見ての通り・・・」

「・・・私達、付き合う事になりました・・・///」





カラオケ室が一瞬、沈黙に包まれる。

「・・・ぅ、嘘っ!?!?!?」

「マジでぇええっー!?!?///」

「お、おい!!お前ら、今夜は二次会あんぞー!!」

「藤堂と倉橋のお祝いだぁああーっ!!」

もの凄い盛り上がりっぷり!
ま、まさか付き合っちゃうなんて・・・!///

今日は最高の日だっ!!