最近の私と言ったら。
『宮比』
涼と廊下で会わなくなった。
『なに?』
涼と話さなくなった。
『このプリン食べていい?』
涼を見なくなった。
『駄目』
涼がいなくなった。
『・・・お願い』
消えないで、涼。
LOVE IDIOT
日曜の朝
金曜日、華と帰り道。
急に切り出される。
「宮比、そういや佐山先輩は?」
私は立ち止まった。
「え、ちょ宮比?」
「ごめん、その話は今じゃないと駄目かな?」
「え、ぇえ・・・?(汗)」
私は驚く華を置いてスタスタと歩く。
無理だ、まだ涼の話になると胸が苦しくなる。
「ちょ・・・宮比?」
「なに」
「・・・もしかして」
「なにっ?」
私は歩くのを止めて、振り返った。
ビクッ
「な・・・なに、なんで怒ってんの?」
怒ってる?
「え、別に怒ってなんか・・・」
「い、意味分かんない」
そう言うと華は私より先に歩いた。
「・・・ごめん華、待ってよ!」
「ヤダ、なんか今の宮比ムカつくっ」
「え、ちょっと待ってよ!」
「やーだー!!なんでそんなに華、怒られなきゃいけないの!?」
「だから、別に怒ってなんか―――」
「佐山先輩となにがあったのっ!?」
「っ・・・」
私は少し黙ってしまった。
やっぱり、胸が苦しい。
「・・・なんか、あったんでしょ」
「ない」
「ある」
「ないって」
「絶対あった」
「っ・・・ないよっ!!」
響く声。
ついカッとなって。
しまった、私なに怒って・・・
「ほら・・・怒ってる」
『宮比』
涼と廊下で会わなくなった。
『なに?』
涼と話さなくなった。
『このプリン食べていい?』
涼を見なくなった。
『駄目』
涼がいなくなった。
『・・・お願い』
消えないで、涼。
LOVE IDIOT
日曜の朝
金曜日、華と帰り道。
急に切り出される。
「宮比、そういや佐山先輩は?」
私は立ち止まった。
「え、ちょ宮比?」
「ごめん、その話は今じゃないと駄目かな?」
「え、ぇえ・・・?(汗)」
私は驚く華を置いてスタスタと歩く。
無理だ、まだ涼の話になると胸が苦しくなる。
「ちょ・・・宮比?」
「なに」
「・・・もしかして」
「なにっ?」
私は歩くのを止めて、振り返った。
ビクッ
「な・・・なに、なんで怒ってんの?」
怒ってる?
「え、別に怒ってなんか・・・」
「い、意味分かんない」
そう言うと華は私より先に歩いた。
「・・・ごめん華、待ってよ!」
「ヤダ、なんか今の宮比ムカつくっ」
「え、ちょっと待ってよ!」
「やーだー!!なんでそんなに華、怒られなきゃいけないの!?」
「だから、別に怒ってなんか―――」
「佐山先輩となにがあったのっ!?」
「っ・・・」
私は少し黙ってしまった。
やっぱり、胸が苦しい。
「・・・なんか、あったんでしょ」
「ない」
「ある」
「ないって」
「絶対あった」
「っ・・・ないよっ!!」
響く声。
ついカッとなって。
しまった、私なに怒って・・・
「ほら・・・怒ってる」