私はふと斉藤さんの顔を思い浮かべた。

「(日曜日・・・)」

ケーキ屋さんに行こうと誘われた。
しかも、二人で一緒に。

一緒に・・・



ガバッ!!



「一緒にっ!?!?」

いや、ちょっと待って。
待ってくれ。

なんか勢いでオッケーと言ったものの・・・

ちょっと、え?

「・・・(デート!?)」

ぇ、そういうことだよね!?
そういうことだよね!?!?

二人っきり・・・





デート!!(゚д゚;)





「ぅわぁ〜・・・(あれはお誘いだったのか・・・)」

斉藤さんだったからなんの疑いも無く返事しちゃったけど・・・

私、いいのかこれでっ!?

「(ふ、服どうしよ!!)」



ガラッ!!



私はクローゼットを開けてハンガーにかけられた服達をじっと見つめた。

ワンピース、サロペット、ジーパンにTシャツ・・・

「どうしよ・・・」

な、なんか・・・





楽しみすぎてどーしよーっ!!!///(*´ェ`*)





 * * * 


散らばってる服。
ベッドの上には何枚ものワンピースが並べられている。


「これでいいかなぁ〜・・・」


床に落ちてるアクセサリーや可愛いヘアピン。
大音量で流れる音楽。


「・・・よしっ!!」


決めたー!!
短めのズボンにカラータイツ、上は可愛いプリント付きの長袖。
靴はブーティ。

日曜日はこれで決定!!

「楽しみだー・・・」