び、ビシバシと言われても・・・
『楽しみにしててね宮比ちゃん!』
・・・なんだか私は、都さんの平和な声を聞いてなんだかホッとした。
なんてったって、こっちは大変だから。
っつても、分からないだろうけど。
『あ、そろそろ京に代わるね!』
「あ、はい!」
慌ただしくなる声の後ろ側。
赤ちゃんの泣き声がまぎれこんでいた。
宮灯ちゃん―――――・・・?
『あ、宮比ちゃん?俺だけど』
「京さん!い、今の・・・」
『ん?あぁ、今なんか宮灯ちゃん腹減ってるみたいでさ』
「(や、やっぱり・・・!)」
か、感動・・・!!!
「ていうか、京さん。なんのために電話なんか・・・」
『まぁ、とりあえず都の出産祝い。それと、』
それと?
『涼と宮比ちゃんの関係が気になってね』
「はっ!?」
『どう?仲良くしてる?』
「な、仲良くって・・・」
ズキッ
「っ・・・、ど、どうもなってないですよっ!」
『そう?』
「そうですって!!」
焦る。
涼のこととなると心臓がバクバク言う。
お、おぉぉ落ち着け。
『なんか宮比ちゃん、焦ってる?』
「(ドキッ)な、何を言ってるんですか!?」
『怪しいね』
「(あ、怪しいって!!)」
そりゃあ、まあぁ・・・
柴崎 夏。
「っ!!!」
ドクドクドクドク
ドクドクドクドク
『宮比ちゃん、そういや華ちゃんと司くんはどう―――――』
「ご、ごめんなさいっ!!私もう切りますねっ!!じゃっ!!」
『ぇ、ちょ』
ブツッ
プープープープー・・・
「はっ、はっ、はっ、はっ・・・」
・・・息が詰まった。
こんなにも楽しい話をしていたというのに、でも。
途端に私は、
柴崎 夏。
この名前を思い出す度。
私は、
「はっ、はっ・・・」
弱くなっていく。
『楽しみにしててね宮比ちゃん!』
・・・なんだか私は、都さんの平和な声を聞いてなんだかホッとした。
なんてったって、こっちは大変だから。
っつても、分からないだろうけど。
『あ、そろそろ京に代わるね!』
「あ、はい!」
慌ただしくなる声の後ろ側。
赤ちゃんの泣き声がまぎれこんでいた。
宮灯ちゃん―――――・・・?
『あ、宮比ちゃん?俺だけど』
「京さん!い、今の・・・」
『ん?あぁ、今なんか宮灯ちゃん腹減ってるみたいでさ』
「(や、やっぱり・・・!)」
か、感動・・・!!!
「ていうか、京さん。なんのために電話なんか・・・」
『まぁ、とりあえず都の出産祝い。それと、』
それと?
『涼と宮比ちゃんの関係が気になってね』
「はっ!?」
『どう?仲良くしてる?』
「な、仲良くって・・・」
ズキッ
「っ・・・、ど、どうもなってないですよっ!」
『そう?』
「そうですって!!」
焦る。
涼のこととなると心臓がバクバク言う。
お、おぉぉ落ち着け。
『なんか宮比ちゃん、焦ってる?』
「(ドキッ)な、何を言ってるんですか!?」
『怪しいね』
「(あ、怪しいって!!)」
そりゃあ、まあぁ・・・
柴崎 夏。
「っ!!!」
ドクドクドクドク
ドクドクドクドク
『宮比ちゃん、そういや華ちゃんと司くんはどう―――――』
「ご、ごめんなさいっ!!私もう切りますねっ!!じゃっ!!」
『ぇ、ちょ』
ブツッ
プープープープー・・・
「はっ、はっ、はっ、はっ・・・」
・・・息が詰まった。
こんなにも楽しい話をしていたというのに、でも。
途端に私は、
柴崎 夏。
この名前を思い出す度。
私は、
「はっ、はっ・・・」
弱くなっていく。