翌日―――――。
「おはよー宮比!!今日も清々しい・・・い?」
朝なのにこの失望感。
なにも考えられない、力が出ない。
昨日は結局、涼には会いにいかなかった。
行こうとはしたんだけど、ちょっと・・・
どうしても、柴崎さんの顔しか浮かばなくて。
浮かぶ度にやる気が失せるというか。
会いたくても、会えなかった。
「みーやーびー?」
「・・・ん」
顎を机に置く。
朝日が眩しい。
「はぁ・・・」
今日は、ため息しかでない。
かも。
「宮比ー?どしたー?失恋でもしたかー?」
「・・・」
ズバリ予想を当てる華(まぁ、近いっちゃ近いけど)。
私は目をつぶった。
「・・・ねー宮比ぃ?」
「・・・ん」
「これ楽しーい?」
目を開けて見ると、華は私の目の前に顎を机に置いていた。
華って肌白いなぁー・・・
「・・・楽しい」
「・・・」
「・・・」
・・・。
「飽きたっ!!!!」
「・・・(早いな・・・)」
「ていうか宮比よくそんなのんきでいられるよね!!」
「だって眠いんだもん・・・(昨日は涼のことで一睡も出来なかったし・・・)」
「もう宮比っ!!!いい加減起きてよ!大変なんだから!!」
「なにがさぁ・・・」
肩を激しく揺らしてくる華。
頭がグワングワンする。
あぁ〜・・・これが二日酔いの感じかぁ・・・(不明)。
「立て!立つんだ宮比隊長っ!!!」
「隊長て・・・」
「本当、マジで大変なんだって!!来て!!」
「いいよ・・・どーせ私とは関係ないことなんだし・・・(あー眠い・・・)」
「関係大有りだっつのー!!!」
華は私の両腕を強く引っ張る。
一体なんだっていうのさ・・・
「佐山先輩と夏先輩が付き合ってるんだって藤堂さんが言ってたのっ!!!」
「はいっ!?!?!?(ガタッ)」
「これでも関係ない!?」
「大有りっ!!」
涼と柴崎さんが付き合ってるっ!?!?