バクンッ!!!!!





・・・駄目。
これで落ち着いていられるかってんだ。

「さ、さささ斉藤さんっ!?!?!?///」

私は思いっきりパニくって、もう今自分がなにをしていてどこにいるのかもど忘れしてしまいそうなほど。

嬉しいのか、ただ私が狂っているだけのことなのか。



それすらも、ほんの紙一重。



「ど、どどどどーしたんですかぁっ!?!?(私がどうした!!)」

冷や汗がもうダッラダラで、目とか開けっ放し。

「ど・・・どうしたんでしょうね、自分でも分かりません」

「じ、じゃあ尚更・・・!!」

「・・・ただ」




  『ただ』  




「貴方が・・・す、好きすぎてっ・・・///」



「す・・・!!?」







き・・・きゃぁぁぁああああっ!!!///







恥ずかしすぎて頭を抱える斉藤さん。
その姿も私にとっては、可愛らしい。


本当、愛らしすぎる。


「す、す、す・・・!!(ぱくぱくぱく)」

「・・・ぉ、憶えてますか」

斉藤さんは汗を拭いて話し始めた。

「は、初恋相手の話・・・」

「(は、初恋相手・・・?)」

「早瀬さんの初恋相手は佐山さんっていうの、あれ俺かなりショックでした」

「ぇ、ぇえっ!?(すいません!)」

すると斉藤さんは、

「でもね、」

あぁ、また脈打つ。

「俺の初恋相手は、」

もう私、



『―――――』





「―――――早瀬さん、貴方なんです」





恋の容量、オーバーしました。