「ちゃんとボタンはつけてよ涼・・・///」

私は一番下のボタンからつけていった。
上からしようと思ったんだけど、どうしても涼の裸を直視してしまうみたいで出来なかった。

う〜・・・顔が熱い。

「(あと三個)」

私は最後の一個に取りかかる。

「(早く終われー・・・)」

でも、こういうのに限って手がすべったり、なかなか穴に通らなかったり。
かなり手こずるものなのだ。

「なんで・・・もー・・・(入れっちゅーのに・・・)」

私は涼の顔を見ようとした。
でも、間違えて。





涼の胸を見てしまった。





「(っふぁd?じょい☆あ!じょ)」

頭のなかは大パニック、大混乱。
大渋滞だ。

涼はというと、鬱ら鬱らと私の手を見つめている。

視線が痛い。

「ょ、よしっ(入った!)」

ついにボタンが入ったところで、私は急いでお粥を手に取り涼の隣に座った。
あ、後で冷えピタ貼ってあげよ。

「涼、はい口。あーん」

「ぁーん・・・」



パクッ



ゆっくり食べる涼。
その様子があまりにも可愛くて、ちょっと私は頭を撫でたくなった。
・・・子供みたーい。

「お、おいしい・・・?(ドキドキ)」

「・・・」

涼は何も言わず、そのまま口を開けてお粥を欲しいと言ってきた。
・・・可愛いっ!!!
なんだ今日の涼!!おかしい、おかしい!!



私、初めて涼が可愛いなんて思った!!



「・・・(モグモグ・・・)」

ゆっくりゆっくり。
すると涼はにっこりと私に微笑んだ。
え、なにこのサービス。
鼻血出そうなんですけども。





「・・・美味しいぃ・・・」