1.5倍速走ったおかげか、なんとか日が暮れる前に着いたみたい。
まぁ、これでドアが開くかどうか以前の問題なんだけど。

「(お願いします神様涼様仏さ―――――)」



ガチャリ・・・



「あ、涼っ!?良かった、今学校終わった所で急いで走ってきたんだよ!あ、そういやコレ薬なん―――――」



ガシッ



「へぇっ!?!?(ドッキーン)」

イキナリ腕を掴まれた私はもう頭がいっぱいいっぱいすぎて何が起きているのか分からなかった。
ただただ涼の無事を祈ってただけ。

いや、でもなぜか変な事が・・・



バタンッ!



「ちょ、どどどどうしたの涼っ・・・」

「・・・宮比ぃ」

「はいっ・・・!?」

「僕・・・熱い・・・」

「ぇ・・・?」



バタリッ



「(りょおおおおぉぉぉっ!?!??!)」

なんと涼はそのまま私に倒れこんでしまった。
ていうか・・・

「あっつ・・・!」

私は頑張って涼をベッドに横にして、薬を取り出そうとした。


・・・その時。


「宮比・・・」

「はいはいはいっ!?(いっぱいいっぱい)」







「・・・チュー、して・・・?」







「・・・(・・・)」

なんだ、なんなんだ。
一体私の目の前で一体(二回目)何が・・・?!

て、天変地異の前触れかっ!?!?