私は肩を並べて華と空を見上げる。
はぁ〜・・・

温泉最高!!!!

「・・・なにアンタ、そんなに混浴したかったの?」

「んー、ていうか二人の時間が超欲しい・・・」

「おいおいおい、それはこの一週間に使うべきではなかったのか」

「しょうがないじゃーん!!あまりにも時間が過ぎるのが早くて・・・追いつかないよぉー!!(泣)」

「知らないよ・・・(汗)」



カポーン



「・・・そういう宮比は、婚約どうすんのよ」

「ぅわ、話変えた」

「いいからっ」

「ぇえ・・・(急に話変えられても)」

婚約・・・
私はなんだか恥ずかしくなって、頭をお湯に浸かった。

「宮比、温泉に髪の毛はいれちゃいけないんだよ?」

「(・・・)ブクブク・・・」

人生、不公平だよね。





ザッバァッ

「はぁ〜、やっぱ温泉は気持ちいいですねー!」

僕は今日初めての温泉に浸かる。
あ、温かい。

「だろー、ここはミルク風呂が最高だからな!」

「・・・(宮比と混浴したかったなぁ・・・)」

男三人、同じ風呂(まぁ、デカいけど)に入るなんて。
もう僕、高校二年だよ?

ていうか兄貴、邪魔。

「・・・で、司くんは華ちゃんとどこまでいってるのかな?」

「は、はいっ!?!?///」

「ま、せいぜい手を繋ぐのが精一杯じゃないの?」

「・・・」

・・・兄貴、君はそれをよくも軽々と強引にやっちゃってるよね(苛つき絶好調)。
まぁ・・・その血はうまく受け継がれてるみたいだけど?



「・・・き、キスまでなら・・・///」



「えっ!?なに、もうそんなにいってるの!?」

「まぁ・・・違うといえばウソになりますし・・・ていうかこの話止めましょうよっ!!///」

「はぁ・・・(なんで男三人で恋愛トークとか初々しくしなきゃいけないんだ)」



ザバッ



僕は違う露天風呂に一人移動した。

「ちょ、涼さん!?」



「お前ら、めんどくさい」



「「っ!?!?(ガーン))」」

早く宮比に会いたいな。