「華、違うの。それは―――――」





「なんで・・・そんな面白い事、教えてくれなかったのよっ!///」





「・・・は?」

頬を赤らめる華。

え、あ、ちょ・・・
怒ってたんじゃないんすか!?!?

「は、華。君は一体なにを・・・(え、何)」

「ねーねーいつ結婚すんの!?絶対、私呼んでよね!!」

「いやだから・・・」

「こう見えてもスピーチには自信があるんだ!!!」

「(なに言っとんの!?)」

どんどん違う方向に話がソレていく華。
一体なにを悟った!?

「私ねー、昔からウエディングドレスに憧れてたんだよねー///」

いや、だから・・・

「華」

「ん???」

「あの、まだ決まってませんから(婚約も含めて)」

「なにが?あ、日にち?」

「どんだけ私に結婚してほしいんだ華」

私は目をこすり、あくびをする。
ったく華ってば妄想ばっかり・・・



でも、本当に婚約どうしよう。



「え、じゃあしないの?婚約」

「まぁ・・・」

歳の事もあるし、私はまだ学生だ。

それに・・・


「(きゅん)」


京さんを好きでもないのに、結婚なんて。
相手に失礼だと思う。

一生いなきゃいけないんでしょ?

今のままじゃ、きっと無理。

「・・・しないと、思う」

「嘘!!?」

「うん、無理無理」



私は婚約しない。

多分。