そう言いながら優子は机の上に黒ちゃんを置いた。僕はいったい何をするのだろうかと思っていた。





「始まった。今度の玩具はあの子よ。」





メアリーはボソッと言った。


「さあ、お腹を引き裂きましょうね!バラバラにしてあげる。悪いところがあるか調べてあげる。クスクス」





部屋中に奇妙な音が。僕は思わず目をつぶった。





「目をそらしちゃダメ。ちゃんと見るの。」

「さあ!できたあ。クスクス」





黒ちゃんはバラバラになった。そして机にはたくさんの綿毛がちらばっていた。