僕はメアリーに聞いた。





「飽きたって理由で、優子がやったの」

「なんで?」

「理由なんかわからないわよ!」





すると優子が部屋の中に入ってきた。


「クスクス。ふう~ここが私の聖域ね!」





そして次々にぬいぐるみに触れはじめた。





「マモちゃん!フワフワして可愛いね!目も大きくてクリクリして。龍ちゃん!龍のぬいぐるみはあなただけね。だからずっと大事にしてあげるね!黒ちゃんはあ~…」





そう言いながら優子は黒ちゃん[黒猫のぬいぐるみ]の首元を片手で掴んだ。





「黒ちゃんは、黒ちゃんはね。」