「あのなぁ、俺話しあって…。」



突然口を開いた悠亮に、あたしの頭は?がいっぱいだった。


「どうしたの?…改まって。」


「あー…、うん。まぁ聞いて?」


「うん?」


悠亮が改まるからこっちまで緊張してくる。


しかも周りも静かだから妙な緊張感が漂っていた。



「直球に聞く。陽菜と圭斗ってどんな関係?」


「どんなって…。友達だけど。」


「本当に?」


「うん。」


悠亮は安心したかのようにため息をつく。


「それを聞いて安心した。」


「???」


「俺お前が好きなんだ。」

「え。」


唖然となったまま動けない。
今なんて???


【俺お前が好きなんだ。】

どういう事??
なんであたし?


「なんで…?」


「なんでってか?!う~ん…」


「なんであたしなのぉ…」

なんであたしなの?


なんであたしは
泣きそうなの?



なんで悠亮は笑ってるの?



なんでなんでなんで???