こんなに優しくされたのも初めてだったし。 「じゃあちょっと公園寄らない?」 「…いいよ。」 あたしは悠亮の後ろをついていった。 入っていった所は近くの小さな公園。 昼間は小さい子や子どもづれのお母さんなどでにぎわう公園も、 夜にもなると、街灯がポツポツと小さな光を照すだけ。 昼間のにぎやかさは どこにもないくらい静かだ。