いよいよあたしの番。
ただ自己紹介するだけなのにドキドキしてきた。


「陽菜です…。えと部活は入ってなくて~…、あたしも今フリーです。あっあとお笑い大スキですっ!」


自分の自己紹介を終えてストンとソファーに座った。


「陽菜って呼んでいーかな?」


無邪気な加奈は大きな目をキラキラさせながら尋ねて来た。


「いーよー♪あたしも加奈って呼ぶね~」


加奈とそんな会話をしていたら。


「俺、智って呼んで♪」
と智樹。

「俺は、呼び捨てで。」
と祐哉。

「俺は、さん付けじゃなければ。」
と悠亮。

「あたしはなんでもいーからねっ!!!」
と最後に由樹が言った。


「うんっ♪わかったよ!!」

ただ単純に嬉しかった。
こんな風に友達ができて。

奈摘がいなくなったら友達いなくなると思ってた

でもそれは違うと
みんなが教えてくれたんだ。