「悠亮コレ喜ぶかなぁ」


一応買ってみはしたけど、
買ったら買ったで喜んでもらえるか不安になる。




「悠ちゃん、喜ぶよ~」


あたしの不安をよそに、
一部始終をみていた加奈と由樹は



あたしの持っていた紙袋を見つめてそういった。



「悠亮は、陽菜からだったらなんでも喜ぶよ~。」



「そうかなぁ~」



「そうだよっ!悠ちゃん、陽菜にベタボレだからね~。」



「そんな事ないよっ!!!」



加奈の一言で顔が赤くなっていくのがわかった。