ガハガハと笑い、私の肩を抱いてその男たちのもとへと進む…
それは、
この近辺が、この店のテリトリーであることを意味していた。
明らかに、
はじめの、私と主任が会ったときのあの、
おしゃれなカフェ近辺での行動とは違っている。
………、それに気付いてスウッと見渡してみた私の周囲には、
あのカフェにいたようなマダムの姿は全く無く。
明らかに、水か風かの世界の女の子がチラホラ…
ソレや、
主任の小脇のバックとなんら変わらない
コレ…
私…
を、
キョロキョロと、且つ、
ジックリジロジロと…
商品の品定めをする男たちの姿しか、見ることができなかった―――。