「ありがとう望の息はとても暖かくすごく心地よかった。」
「でもこれじゃ暖まらないね。」


望は綾芽の両手を自分の胸にくっつけている。


「そんな・・もう十分。望は綾芽の片方の手を握った。」

「こうやって手をつなげば暖かいでしょう?なんか子供みたいだけど。」


綾芽はもう何がなんだかわからなかった。あまりの嬉しさに涙を流した。望はすぐに気がついた。



「・・・・・・・!」
「なんでそんなに優しいの」