(泣きたくても自分のプライドが邪魔して泣く事すらできなかった。学校での私と望さんはただのクラスメイト、という存在でしかなかったからだ。なんか寂しいのこのまま気持ちが離れていくみたいでそんなことない、信じたくないただ私は・・・彼の笑顔を独占したいだけ)


すると誰かに腕を掴まれた


(でも違った転校生の鮠瀬恭司だった、私は少し淡い期待をしていた。望が来てくれることをいつもそばにいて見守ってくれたあの人辛いよ。耐えられないよ)